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【魔女狩り】たった1人の少女が原因の地獄『セイラム魔女裁判』

魔女狩り概要

あなたはたった1人の少女が原因で起きた「地獄の魔女狩り」をご存じだろうか?

ヨーロッパ中世時代に発足し、15世紀から17世紀にかけて活発になり始めた『魔女狩り』

悪魔と契約し、キリスト教社会の破壊を企む「反キリスト教」を魔女とし、処刑する目的で行われたもので、裁判でも「魔女を魔女として裁く法律」が使用されていました。

しかし、魔女狩りは加速していき、地域における権力者が支配を誇示する目的で、その地域で必要ないと感じた者を処刑するといった、より非人道的なものへと変わり果てていきました。

魔女と聞くと怪しい黒魔術を行っている団体や老婆を思い浮かべるかと思いますが、処刑されたものの中には10代そこらの少女が多く存在していました。

魔女狩りの対象になると、その地域の者からリンチされ、最終的には法律による処刑。

人としての扱いを受けることはできず、「悪魔と契約した魔女」として、「人ならざる者」として殺しが許されたイジメを受けるのでした。

OP

エニグマTVへようこそ、エニグマです。

今回はみんな大好き魔女狩りの話ですね~。

都市伝説をよく調べてる人やったら「魔女裁判」って聞いたことあると思うんですけど、その魔女裁判の話を僕なりに解釈改造して話すので、すでに他の人の動画で見たことがある人でもちょっと違う魔女裁判が見れるかと思います。

もちろん知らない人も魔女狩りは結構面白い話なんで、ぜひこの動画の話を魔女狩りを知らない友達に話してあげてください。

では早速本編行きましょう。

セイラム魔女裁判とは?

1692年3月1日、アメリカ合衆国ニューイングランド地方のマサチューセッツ州セイラム村にて始まった魔女に関する裁判「セイラム魔女裁判」

200人近くの村人が魔女として告発されて、25人が刑死、および獄死しました。

その被害者のうち5人が乳児という、当時の悪魔や魔女などのオカルトへの異常なまでの信念が見て取れますよね。

そんな魔女裁判ですが、実はとある少女の虚言にかき回され、最後には権力者の私情により終わりを迎えるという、オカルトではなく人間チックな物語なんです。

ではセイラム魔女裁判のストーリーをどうぞ。

セイラム魔女裁判のストーリー

セイラム村の牧師サミュエル・パリスの娘 ”ベティ” とその従姉妹 ”アビゲイル・ウィリアムズ” は、友人らとともに親に隠れて降霊会に参加していました。

何度か降霊会に通ったある日、アビゲイルが突然暴れ出すなど奇妙な行動をとるようになり、医者に診てもらうことにしました。

するとその村にいたバカな藪医者は「アビゲイルは悪魔に取り憑かれている」と診断したんです。

アビゲイルが悪魔に取り憑かれた原因において、南アメリカ先住民のティテュバが思い浮かんだサミュエルは、彼女を拷問する計画を立てて、実行します。

何時間にも及ぶティテュバへの拷問は、心身ともに重傷を負いますが、自身が使ってもいない「ブードゥーの妖術」を使ったことを自白することで終了を迎えることができました。

ティテュバの自白以降、降霊会の参加者である多くの人たちが次々と異常な行動を起こすようになり、近隣のジョン・ヘイル牧師を招聘して悪魔祓いが行われましたが、なんと失敗に終わったんです。

異常な行動を起こした「アン」をはじめとする「マーシー」「メアリー」「ジェシカ」「スザンナ」の4人の少女は、セイラム村で最も実力のある一家の娘「アン」と親友であり、アンの両親が娘の「魔女のせいで悪魔に取り憑かれて苦痛だ」という主張を支持したことで、多くの被害者が生まれる魔女裁判へと発展していきます。

サミュエルがこの5人に魔女は誰なのか聞きだしたところ、少女たちは、村内で立場の弱かった「ティテュバ」「サラ」「セナ」の3人の名前を上げました。

つまり、この5人の少女たちは、3人の弱い立場にある少女を告発したっていうことなので、ここから裁判が起こります。

もちろんですが、昔だからと言って魔女とか悪魔が存在したりはしないですし、当時の人たちは信じてるから違和感がなかったのかと思いますが、少なくとも実際この5人の少女は悪魔に取り憑かれてるわけでもないし別に苦痛もないってことは分かってると思うんですよね。

なので、この告発は村内で立場の弱い人への単なる嫌がらせなのか、もしくは悪魔や魔女を信じていたがあまりに起こった集団パニックか…どちらにせよ、当時の人たちの頭の固さが伝わってくる話ですよね。

では、ここから本格的にセイラム魔女裁判が始まります。

裁判の始まり

1692年2月29日、「ティテュバ」「サラ」「セナ」の3人に対して逮捕状が出されます。

セイラム村には判事が居なかったため、近隣のセイラム市から判事を招き、3人を収監するための予備審査が開かれました。

サラとセナは容疑を否認していましたが、証人として列席していた悪魔付きの少女たちが暴れ出し、2人が霊を使役していると証言したため、共に有罪判決が下りました。

ティテュバは「自白すれば減刑される」というピューリタンの法解釈から悪魔との契約を認め、求められるままに証言を行いました。

ティテュバが他の関係者の存在を示唆したことから、再度娘たちから詰問され、「マーサー」「レベッカ」「マギー」夫妻らが次々と告発されることに。

こうして、セイラム魔女裁判は最終的に100人を超える村人が告発され、収監施設がパンク状態に陥りました。

特別法廷の設置と終わり(仮)

同年5月27日、マサチューセッツ総督「ウィリアム・フィップス」は「オイヤー・アンド・ターミナー裁判所」を設置し、「ウィリアム・ストートン」が主席判事となりました。

6月2日より審理が行われ、有罪を宣告された魔女たちは、順次絞首刑に処されました。

こうして、獄死した乳児を含めた25人が処刑された頃、ようやくサミュエルなどの少女たちの証言に疑問を覚える人が出始めたとともに、総督であるウィリアム・フィップスの妻に魔女の容疑がかかりました。

ウィリアムは、自分の妻を守るため、魔女の更なる逮捕を禁止する令を出し、セイラム魔女裁判は終焉を迎えるのでした。

あとがき的な

いや、マジで突っ込みどころが多いですよね。

1番は、「悪魔とか魔女とか信じてるから裁判とか法律で逮捕したり処刑したりしてたのに、そんな簡単に逮捕禁止令出したら魔女野放しで悪魔憑き増えるで?」ってとこですよね。

まぁ他にもおかしなところはいっぱいあるってことで、ここからは僕なりの考察的なものにしていきますね。

よかったら今見てるあなたもコメントで皆と協力して考察して楽しんでいただけたらと思います。

セイラム魔女裁判 ~ 考察編 ~

では早速考察していくんですけど、今回の動画はコメント欄にタイムスタンプを書いておくんで、忘れたりした部分は見返しながらできるようになってますのでぜひ活用してくださいね。

ちなみに僕、セイラム魔女裁判に関しての陰謀論とかは今回わざと調べずに喋ってるんで、視聴者さんと同じ立場で考察できるかと思います。

んじゃ行きますか。

これが昔のイジメ説

アビゲイルが悪魔に取り憑かれた時、サミュエルはティテュバを真っ先に思い浮かべて、他の可能性を考えずに拷問するまで行ってるんです。

つまり思考ロックしてるか、ティテュバを陥れたかったかだと思うんですよ。

で、僕的にはティテュバを含めた村で立場の低い人たちを陥れたかったんだと思ってます。

その証拠に、告発されたのは村で立場の低い3人の少女ですからね。

分かりやすく人狼ゲームで例えると、サミュエルが特定の1人であるティテュバを「人狼だ!やつは人狼だ!」っていうのを最初から最後まで根拠もなしにずっと言ってるのと同じなんですよ。

そんな人は、ゲームを狂わせて人狼側を勝たせるための役職である「狂人」なのか「思考ロック」してるかどっちかですよね。

でも、サミュエルが村の弱者を陥れようとしてたと考えた時、魔女裁判にまで発展させたサミュエルの立ち回りは思考ロックするような頭の悪い子には感じないんですよね。

なので僕の考えをまとめると、

  • 悪魔や魔女が信じられているせいで、集団パニックと同じ理論で、アビゲイルは思い込みでおかしな行動をするようになった
  • サミュエルはアビゲイルが悪魔に取り憑かれたと信じ込み、村の立場が低い少女を告発して陥れようとした
  • これが昔のイジメ

こんな感じです。

今で言うと、小学生くらいなら「あいつウイルス!きたなーい!」みたいなイジメっぽいのありますよね。

それの魔女版だと思います。

でも、当時は大人たちも魔女を信じていたので子供のおふざけとして扱われずに本気で向き合われてしまって、サミュエルもそれを狙ってたみたいな感じですかね…

まぁ次行きますか。

ティテュバの道連れ

ティテュバは嫌がらせで拷問されてやってもないことを自白させられたり、告発されて逮捕されたりと、一見可哀想な気弱キャラに見えますが、実はこのセイラム魔女裁判で一番エグイサイコはティテュバだったんじゃないかという説。

サミュエルももちろん立派な原因になってるんですが、それは「セイラム魔女裁判のキッカケ」に過ぎず、大量の逮捕者が出たのは、ティテュバが村人100人と魔女の関係を示唆したからですよね。

しかもその4分の1が刑死してるんです。

自分も絞首刑にあうと察したティテュバが、最後の最後に今までの村人たちの態度に耐えてきたものが爆発し、「どうせ死ぬならみんなチクっちゃえ!」みたいなノリで道連れにしたんだと思います。

と考えると、今までティテュバは物静かで気弱で純粋な少女に見えてましたが、実は自分でも気づいてないけどティテュバ以上に残酷な少女だったと取れますよね。

そして怖いことに、実はティテュバ、このセイラム魔女裁判で死んでないんですよね。

ウィリアム・フィップス、お前魔女おらんのわかってたやろ?

自分の妻を守るために魔女の逮捕禁止令を出した張本人「ウィリアム・フィップス」ですが、

魔女が居ると信じ切っているなら、こんな事したら、魔女が野放しになって悪魔憑きが増殖して村が悲惨なことになるのは目に見えてますよね。

でも、逮捕禁止令が出せたってことは、ウィリアム・フィップス、お前魔女おらんの分かってたやろ?ってなるわけです。

ここまでは誰もが感じた違和感だと思うんですが、これが事実だとしたら、実は大変なことになるんですよね。

今回のセイラム魔女裁判は、キッカケも逮捕者も10代以下の少女たちばかりで、迷信とかを信じててもおかしくない年齢なんですよね。

今で言うと、いうことを聞かない子に「鬼さん来るよ」って脅し文句を使って、子供はそれを信じて片付けをしたりしますよね。

これの魔女バージョンで、且つアメリカで悪魔なので、自分に取り憑くっていう考え方だと思うんですよ。

これを当時は10代くらいまで信じてるのが当たり前で、でも大人になるにつれて迷信なのは何となく分かってくる、でも心霊スポットが怖いのと同じで大人になっても魔女や悪魔が不吉という刷り込みはされてる状態。

なので、ウィリアム・フィップス含む大人たちは現代から見て当時のちょっと頭のおかしいような迷信を信じすぎるところはありますが、なんとなく魔女はいないってわかってるということになります。

なのに、1人の少女の証言から魔女裁判が始まり、別の少女の証言からは100人の逮捕者、25人の刑死者がでるという事件が起きてるんです。

もちろん裁判を用意するのは大人達ですし、少女たちは単なる被害者と被疑者に分かれて証言を行ったに過ぎないので、このセイラム魔女裁判、魔女が居ないとわかってる大人達の判断でなぜか刑死者が出ているんです。

不思議ですねぇ~…

まとめ

さぁ、皆さんどうでしょう?

いつもはね、「こここーなんちゃうかな?」ってとこもあって、それを伝えたくてモヤモヤしてたんですけど、今回は僕の考察も動画に組み込んでみました。

これ今後も続けたいんですけど、見てて面白くないならやっても仕方ないので、よかったらコメントで「面白いか面白くないか」を教えてくれるとありがたいです。

ということで、次回も不気味且つわくわくするような都市伝説を紹介するので、チャンネル登録、コメント、高評価、あと各SNSのフォローもお願いします。

概要欄から出来るようになってるんでね。

では次回の動画でまた会いましょう!ばいばい!

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