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【ホラーシリーズ】YouTube shorts台本まとめ

本記事はYouTube shortsに投稿しているホラーシリーズの台本をまとめたものです。

読むより見たほうが楽しいかと思いますので、動画を見たい方は下記リンクからどうぞ。

たすけて

「たすけて」

学生の頃って、何かが絶対に流行りますよね。

僕の頃はドラクエのバトエンとかサシペンとかが流行ってたんですが、最近は過激すぎてほぼイジメのようなものがニュースになってSNSで回ってくるんすよね。

もうすぐ夏休みに入る時期、ある女子中学生グループの中で、グループの中の1人を何もかも取り上げて学校の教室に一晩閉じ込めるっていう中々意味の分からん遊びが流行ってたんです。

何度か交代で閉じ込められて、夏休みに入る前日、いつも通り1人を美術室に閉じ込めて解散したんですが、次の日から夏休みなので、誰も学校に来ないんですよ。

そのまま夏休みが終わって、当然美術室からはその女子中学生の餓死した遺体が出てきて事件になって、今では解決してるんですが、1つだけ解決してない問題があって、それが…美術の時間になると毎回こう聞こえるんですよね…

赤い部屋

絶対に覗かないでください。

これ僕が大学氏の時の話なんですけど、家から学校が遠かったんで、学校の近くにある安いアパートに引っ越したんですね。

どんだけぼろくても、その時は初めての一人暮らしにワクワクしてたんですけど、部屋を見渡してたらなんか壁に中指くらいすっぽり入りそうな穴があったんですよ。

僕ってば好奇心旺盛キッズなので、その穴を覗いてみたら、隣の部屋まで繋がってるみたいで、壁一面真っ赤な部屋が広がってて、ちょっと不気味に感じたのははっきり覚えてます。

「せっかく楽しみにしてた1人暮らしやから不安要素は残すまい」って考えて、大家さんに隣にはどんな人が住んでるのか聞いてみたんですよ。

ほんだら「その部屋の人は病気で目が真っ赤な女の人だよ」って言われて、その瞬間に僕はよく聞く怪談話のシチュエーションと同じってことに気付いて、背筋ゾクゾクーってしましたね。

皆さんは部屋に穴があっても

星を見つめる女性

僕は初めて気づきました。

僕、仕事帰りに毎日マンションの前を通るんですけど、3日くらい前からベランダで星を眺める女性のシルエットがあるんですよね。

シルエットしか見えてないのに、美しいのが分かるほどそのシルエットは綺麗に見えたんですよ。

一緒に星を見てたら、

「星がきれいね」

「君のほうがきれいだよ」

とか言ってまいそうなくらい。

で、今日我慢できずにそのマンションの部屋まで行って、気づいたらドアも開けちゃってたんですね。

でもそこで、見ていたシルエットが星を見つめる女性じゃなくて、首を吊ってる女性やってことに

笑う自殺者

不気味な笑みを浮かべていました。

この前、休暇を使って1泊2日の旅行に出かけたんですよ。

ちょうどボーナスが出た月やったんで、奮発してちょっと高級目なホテルに泊まったんですね。

でまぁレストランとか観光とかを楽しんで、夜になって部屋に戻ってなんとなく窓の外見てみたら夜景がめちゃくちゃきれいやったんです。

だからスマホで写真撮ろうと思ってシャッターを切った瞬間、タイミングよく上から女性が飛び降りる瞬間を撮っちゃったんですよね。

でも、窓から見下ろしても何も無かって、しばらくしても警察も来んしおかしいなーって思いながらホテルの人に聞いてみたんですよ。

そしたら、昔にちょうど僕が泊まってる部屋の上の階から飛び降り自殺があったらしいんです。

で、変なもん撮ってもーたなーって思いながらさっきの写真見てみたら、その飛び降りてる最中の女性がこっちを向いて

5人目の仲間

死んだ仲間が霊になって守ってくれてたんです。

この前雪山で遭難したんですけど、5人で行ったうちの1人が雪崩で亡くなっちゃったんですね。

で、残った4人でめちゃくちゃ寒い中彷徨ってたら小屋を見つけたんですけど、生活感はあるものの、1ヶ月くらいは放置されてそうな感じで、

誰もいなかったんで、そこで夜を明かすことにしたんですよ。

全員で寝たら凍え死ぬと思ったんで、部屋の四つ角に1人ずつ座って、1人が壁を伝って2人目の所までいって肩を叩いて起こして、2人目も同じように3人目の肩を叩きに行くっていう方法で力を合わせて体力を温存しようって話になったんですね。

で、無事夜を明かして帰れたんですけど、よくよく考えてみたら、今回の方法で4人目を起こすときに2人分進まないといけないんですよね。

でも、僕含め、皆1人分しか動いてないっていうんですね。

だから5人目が居ることになるので、多分僕らを無事に返そうとしてくれた

見えてるくせに

「見えてるくせに」

僕、最近ポケカやりに行く以外でめったに外に出ないんですけど、なんとなくアイスが食べたくなってコンビニまで出かけたんですね。

で、普通に買い物した帰り道、信号がある横断歩道を通るんですけど、赤だったんで信号待ちしてたんです。

そしたら反対側に「え?見える子ちゃんに出てた?」ってくらいやばいオーラをまとってる女の人が居たんですよ。

「絶対やばい奴見えてるやん、俺、見える夫くんやん」

って思ったんですけど、そんな僕の感情は置いてきぼりにされるかのように信号は青になっちゃったんですよ。

ここで引き返して別の道通るのも絶対におかしいんで、しゃーなし、そっちをあまり見ずにスマホ見ながら横断歩道渡ったんですけど、すれ違いざまに耳元でこう言ってきたんですよね。

あと少しだったのに…(カーナビver)

「あと少しだったのに…」

この前、車で実家に帰省してたんですけど、帰り道に山を越えないといけないんですよね。

あんまり通ったことのない道なのと、めちゃくちゃ悪天候で前が見えづらい状態で走ってたんですよ。

でもカーナビが「5km直進です」っていうんで、安心してまっすぐ走ってたんですけど、しばらく走った後、またカーナビが「5km直進です」っていうから、壊れたんか?って思いながらも従ってまっすぐ走ってたら、雷雨が急に激しくなって、もう全然前が見えなかったんですけど、「まぁ5キロ直進やしまだ大丈夫やろ」って思いながら走ってたら、あと3日でバカップルになる2人が並んで歩いてるくらい近い距離に雷が落ちてビックリしてブレーキ踏んで止まったんです。

マジビビったーって思いながら進もうと前を見たら、ちょうど目の前に崖があって、もうちょいで落ちてるとこやったんですよね。

んだらそこでカーナビがこうやって喋り出したんですよ。

お前だよ

「お前だよ」

僕の女友達の話なんですけど、その人、こんな田舎に生まれたからいいけど、東京に生まれてたら絶対トーヨコに集まってたんやろうなってほどの遊び人なんですよね。

僕は小学校からの腐れ縁なんで相談とか乗ったりしてたんですけど、どうやらクズ男と付き合う癖があるみたいで、なので僕と付き合うことはなかったんですけど、色んな男を転々としてたんですよ。

その中でもDVが酷かった人との子供ができたようで、僕はその子が生まれてから初めて知ったんですね。

でも、子供とおるとこ見たことないんで、子供は親に預けてるか男側が主夫やってんの?って聞いたんですよ。

そしたら、「生まれる直前に出ていかれたから子供も駅のロッカーに捨ててきた」とかいう意味わからん理論でありえんこと言ってきたんですよ。

だから一緒にいつも無人で人もいない田舎の駅に行ったんですけど、その日は小さい男の子がロッカーの方を向いて座ってたんです。

結構夜も遅くて心配だったので、お母さんはどこにいるのか聞いてみると、女友達の方を向いて

お父さん、なんで?

「なんでお母さんをいつもおんぶしてるの?」

これ近所の家の話なんですけど、そこの奥さんが旦那さんが稼いだお金でブランド品買いまくってて、結構稼ぎあるみたいやのに、奥さん以外全然裕福そうな感じじゃないんですね。

ほんでやっぱり旦那さんが我慢しきれんくなって奥さんを殺害しちゃったんですよね。

それを隠すために、庭に埋めたらしいんですけど、子供が居るので、子供には「遠くへ出かけて帰ってくるのに時間がかかる」って説明したらしいんですね。

この話はフィクションなので、奥さんが消えたことによる通報や異臭騒ぎになったりすることもなく、それから1か月経ったんですけど、子供がなぜか母親が居ないことに寂しがったり、追及してこなかったらしいんですよ。

父親はバレてたのかと不安に思って「何かお父さんに聞くことはないか?」って聞いたら、子供は恋ったんですよね

友達やんな?

「人間って危険を感じたら友達も見捨てて逃げてしまうんやなぁって思いました。」

この前、友達4人でドライブに出かけたんですよ。

夜中の車通りのない道を走るのが好きなんで、その日も夜中に友達の運転で走ってたんですね。

でもその日はちょうど週末だったんで、夜中もまぁまぁ車が通ってたわけですよ。

なんで、もっと車の少ない山道を走ろうってことで、山道に入っていったんですね。

そしたら急に友達の運転が荒くなってきて、みんなで「山道やし、もうちょい安全運転しよや」って言ったんですが、運転手は顔が青ざめて固まってて、何も言わないんですよ。

でも急に口を開けたと思ったら「俺らって友達やんな?なんかあっても見捨てたりしーひんやんな?」って聞いてきたんで、どうしたのか聞くと、足元を指差すんで、覗いてみたんですね。

そしたら真っ黒な手がアクセルを踏んでる足をガッチリつかんでて、それを見た皆は車を飛び出して逃げたんですよ。

でもそのあと心配になって車を見に行ったら、「運転手ごと車が消えてたんです。」けど、そんなことよりも

赤いマント

「どうやらあの女子は幽霊みたいで、僕の青春は助かりました」

皆さんって小学校でうんぴっぴってしたことありますか?

僕にも小学生だった時代があるんですけど、僕の同級生たちは学校で個室トイレなんか入ろうものなら水が出やんくなってもまだ絞ってくるほど馬鹿にしてくるんですね。

でもどうしてもうんぴっぴしたい時ってあるじゃないですか。

あれは小3の冬でしたね。

6時間目の途中でうんぴっぴしたくなっちゃったんですよ。

授業は無事に乗り越えたんですけど、その後すぐにトイレ行ったらそのあとの3年間いじられ続けることは分かってて、家まで歩いて20分くらいかかるし、歩きながら我慢するならみんなが学校からおらんくなるまで待ってから学校のトイレ行けばいいやって思って、20分くらい待ってたんですよ。

ほんで皆おらんくなったんですけど、静かな学校って怖いですよね。その時冬やったからもう真っ暗に近い状態。

そんな中うんぴっぴしに行ったんですけど、便座に座った瞬間、「赤いマントを着せましょうか?」って女の子の声で聞かれたんです。

もう誰もおらんと思ってたし、女子の声やから、恐怖とか考えるよりも先に「もー俺の小学校生活終わったわ」って思いながら、適当に「はい」って答えたんです。

ほんでトイレ終わって手洗おうと思ったら鏡に血まみれの自分が写ってて、

ゾンビ看護士

「上から覗かれてたんです」

僕が行ってた中学校なんですけど、学校になる前は元々病院だったっていう、いかにもホラーな学校やったんですね。

そんな理由から、悪ふざけでか知らないんですけど「恐ろしい形相をした看護士が夜の学校を徘徊してて生徒を見たら追いかけてくる」っていう噂が流れてたんですよ。

この話、その学校では結構信じられてて、先生ですら夜になる前に帰宅するんですよ。

で僕ってB型とB型から生まれたB型で、且つ当時中学生なので、好奇心を抑えられるはずもなくて、夜に1人で学校に忍び込んだんですね。

裏門乗り越えて侵入して、僕の教室もある学校の二階を探索してたら、なんかガラガラ聞こえて来たんで、そっちの方行ってみたら、ありえんくらい顔面崩れたナースの格好したやつが医療器具を押してる音やったんですよ。

しばらく固まってたらこっちに気付いたみたいで、ちょっとニヤッとしながら早歩きで追いかけてきたんで、必死に逃げてトイレの個室に隠れたんですね。

そしたらトイレまで追ってきて、1個ずつ個室のドアを開けていってるんですよ。

この頃にはもう僕の好奇心は全て恐怖心に変換されてたんですけど、そんなのお構いなしに残るトビラは僕が隠れてる個室のみになって、死を覚悟した瞬間、足音がピタッと止まって、扉もあかないんです。

助かったと思いながら腰が抜けてるんで、朝が来るまでそのトイレにこもって、明るくなってきたので扉開けて帰ろうと思ったら扉が開かないんですね。

ほんで上の方見たら

3本足のリカちゃん

「絶対に拾わないでください」

僕この前、外出中にトイレに行きたくなって我慢できなかったんですよ。

でも近くにはめっちゃ古い公園の公衆ボットんトイレしかなくて、しかも夜遅かったんでちょっと怖かったんですが、しゃーなしそこで済ませようと思って入ったんです。

ほんで個室入ったら、リカちゃん人形が落ちてたんですね。

「いや怖っ!」って思いながら、もう見ちゃったんで使命感で拾ったら、そのリカちゃん人形足が3本生えてたんですよ。

僕、ビビってボットんトイレの中に落としちゃって、やらかしたー呪われる奴ーって思ってたら、頭の中にリカちゃん人形の声で「私リカちゃん、呪われてるの」って聞こえたんです。

リカちゃん人形の声ってなんやねんって話なんですけど、その声がその時からずっと頭から離れへんくなって、トイレから出てもずっとリカちゃんの声が頭の中をグルグルグルグルと魔法陣かって突っ込みたくなるくらいグルグルしてて、気が狂ったあげく、僕はマンションから飛び降りて死んじゃったんですよ。

なので今喋ってる僕は、その時見てた呪いのリカちゃん人形の夢から目覚めた僕です。

皆さんはリカちゃん人形が落ちてても

ひきこさん

「やっぱ悪事は自分に返ってくるんやなぁ」って思いました。

僕が小学生の時、錯乱状態を引き起こした女が自ら傷つけた顔を小学生に見せつけて襲い掛かる「ひきこさん」が出るっていう噂が流れてたんですね。

不審者情報のプリントが配られるくらいには校内で有名かつ信じられてたんですよ。

でその当時僕を虐めてる奴がいて、こんなことしてたらいつか自分に返ってくるでって言ってたんですけど、それが余計に腹立たしかったのか、その日からエスカレートしたんですよ。

なので僕も腹立って、そいつがひきこさんの標的にされたらいいのになぁって思いながら

しばらくしてリコーダーの発表会の前日、発表会の準備のためにいつもより下校が遅くなって、外ももう真っ暗だったんですね。

で、いつも通りそのいじめっ子に黄帽を奪われたりランドセルを殴られたりしながら帰ってたんですけど、正面から明らかにおかしなオーラをまとったマスクをした女性が歩いてきたんですよ。

ひきこさんじゃないかって思ってドキドキしながらすれ違う時、僕を虐めてたやつに顔面見せ付けた後、引きずって行って、道路の真ん中でグルグルとずっと引きずられてて、それ見て、僕は大爆笑しながら

口裂け女

「ワサビ持っててよかった」

これ僕が小学生の時に体験したことなんですけど、僕母親が居ないんで自分で買い物とか料理してたんですね。

そしてある日、夜になってからおかずがないことに気付いたんです。

まだ20時くらいで補導時間じゃなかったんで、近くのスーパーまで買い物に行ったんですよ。

今日は時間無いから、適当にサーモンとわさび、あとは次の日の分も買って、会計済ませて帰路に就いたんです。

そしたらなんか、マスクした女の人が話しかけてきて「私綺麗?」とか言い出すんですよ。

「はーん、これが行き過ぎた承認欲求ってやつか」って思いながら、相手にするの面倒だったんで「まぁはい」って適当に答えたんです。

そしたら次はマスク取って「これでも綺麗?」とか聞いてくるんで、こんな子供に何聞いてんねんって子供ながらに腹立って、ケガしたんか知らんけどそのキモイ口の中にさっき買ったワサビをいっぱい入れたったんですね。

そしたら逃げるようにどっか行ったんで、よかったって思いながら帰ってサーモン切って、食べながらテレビ見てたんですけど、ちょうどホラー番組やってて、口裂け女ってのが出てきて初めて、さっきのが口裂け女やってことに気付いたんですよ。

まじで

小島さん(カシマレイコ)

「今考えたらとんでもない奇跡やったなって思うんです」

僕が小学生の時、小島(こしま)さんって言う友達が居て、家族ぐるみで仲良かったんですよね。

で、学校で小島さんと話してたら、どうやらお互いの父親が今日の夜会うらしくて、今日は夜1人かぁ…ってちょっとげんなりしてたんですね。

ほんで家帰って、お父さんも仕事から帰ってきたんで、何時に出かけるのか聞いたら19時って言ったんで、今からコンビニで弁当買ってきてくれるみたいやし、20時のご飯食べるときくらいまでは、その時ハマってた平仮名のパズルでもしとくかって思って、やってたんですね。

そしたら、お父さんがコンビニに向かったちょうど位に電話かかってきて、出るの嫌やなーって思いながら小島さんかもしれへんし、出たんですよ。

そしたらいきなり「手をよこせ」って言ってきて、ちょうどパズルの「て」を持ってたんでこれのことかなって思って「今使ってます」って答えたら

次は「足をよこせ」って言ってきて、この体についてる足なんか渡したくても渡せるわけないし、そういえばお父さんが車のこと足って言ってたなって思いだして、今日はお父さんが小島さんのお父さんと会うのに車使うから「必要です」って答えたんです。

そしたら「その話誰から聞いた?」って言われたんで、お父さんが出かけることなら小島さんから学校で聞いたから小島さんって答えようとしたら、噛んでもーて「カシマさん」って言ってしまったんですが、なんか納得したみたいで、電話切られたんですよ。

誰やったんやろなーって思いながらその日は弁当食べて風呂入って寝たんですけど…

怪人アンサー

「僕は頭がおかしいんです」

僕中学生の時に、怪人と会ったことがあるんですよね。

ほぼ毎日一緒に遊んでる、いわゆるイツ面の9人の友達がいたんですけど、ある日、輪になって座って全員が一斉に隣の人に電話したら全員通話中になっておもろいんちゃうんっていう、いかにも中学生が思いつくような遊びをしたんですよ。

そしたら、なぜか1人だけ繋がったやつがいて、まぁ僕なんですけど、電話かける相手間違えたかなって思ってたら相手が電話に出たんで、自分から掛けといて第一声「誰ですか?」って言ったんですよ。

あ、俺今頭おかしい人になってるわって思ったんですけど、相手は何も言わず「怪人アンサー」とだけ答えたんです。

そんな人知らなかったんで、「あ、間違えました」って言ったら、「何歳だと思う?」とか聞いてきて合コンかって突っ込みそうになったのを抑えて、声的に「30歳くらいですか?」って答えたら電話は切れたんです。

で、上に言ってもうて失礼やったかなーって考えてたら、みんな僕のことをめっちゃビビった顔で見てたんですね。

ほんでなんやと思って後ろ向いたら、おそらくそいつが怪人アンサーなんやろうなって格好のやつがいて、僕の頭から、頭のねじを取っていったんで、

テケテケ

「下半身なかったんすよねぇ」

これ僕が小学生の時の話なんですけど、放課後運動場で毎日1人でサッカーの練習してる友達が居たんですよ。

である日、その友達がふと校舎の方を見たら屋上に女の人がいて、あまりにも綺麗やったから見とれてたら、急に飛び降りてきて、着地したと思ったらその人には足がなくて、手を足のようにして走り去って行ったって言うんですね。

その時は「そんなわけないやろぉ~」って言って終わったんですけど、その後日、僕門限破って暗くなるまで遊んじゃって、その帰り道、踏切に引っかかって待ってたら、もちろん電車が過ぎていくんですけど、なんか変なオーラまとった感じするなぁって思ったんです。

ほんで、電車が通り過ぎて前見たら、さっきまでなかった人影と言うか、高さ的に言うと犬みたいなやつがおるんですよ。

でも田舎やし街灯もなくて暗くて見えないんで、普通に歩いてすれ違う時に見てみたらその人、

トイレの花子さん

「いじめっ子が行方不明になりました」

僕小学生の時いじめられてたんですけど、昼休みに、「お前トイレの花子さんやれよ」みたいな感じで言われて、やることになったんですね。

それで放課後になって、校舎3階のトイレの3番目の個室のトビラを3階ノックして「花子さんいらっしゃいますか?」って言ったんですよ。

ほんだらホンマに返事返ってきて、扉が開いて、中から花子さんの格好した女の子が出てきたんです。

周りにおったいじめっ子たちはビビって逃げ帰って、僕と花子さんだけが取り残されたんですね。

で、しばらく固まってたら、「いじめられてるの?」って聞いてきたんで「まぁはい…」って答えたら、その花子さんも生前虐められててここで亡くなったみたいで、いじめられっ子同士意気投合して話も弾んで、仲良くなったんですよ。

で、どんなイジメを受けたかとかいうトークで盛り上がってたら先生が来て、「何時までおるの!はよ帰りなさい!」って放課後だったんで怒られて、帰ることにしたんですけど、どうやら先生には花子さんが見えてないみたいで、僕もそれに気付いてたんで、花子さんの方を見ながらアイコンタクトで別れを告げたら、「まかせて☆」みたいな感じでウインクしてきたんですよ。

最後のなんやったんやろなーって思いながら次の日学校行ったら、いじめっ子が学校休んでて、普通に風邪でも引いたんかと思ってたんですけど、数週間経って、朝礼で先生がこう言ったんですよね。

トンカラトン

「いやあれ人間やったんかい」

これ中学生の時の話なんですけど、学校でトンカラトンっていう、夕方くらいに自転車に乗って日本刀持った全身包帯グルグル巻きの怪人が出るって噂で回ってたんですね。

中二病やった僕は「ふん、中学生にもなって怪人かよ」ってバカにしてたんですけど、これがよくなかったんですかね。

その日の帰り道、全身包帯グルグル巻きで日本刀持ってる自転車に乗った、絶対こいつトンカラトンやんってやつに話しかけられたんですね。

「トンカラトンと言え」って言われて、僕は学校で噂になってたおかげで対処法知ってて「トンカラトン」って答えたんですよ。

これでどっか行ってくれるはずやのに、なぜか自転車おりて叫びながら追いかけてきたんですよね。

フツーに怖かったんで、何とか逃げて帰って、次の日友達に

「バカにしててごめんな、昨日帰り道トンカラトンに襲われそうになったわ。ほんまにおるんやなぁ」って言ったんですよ。

ほんでその日の帰りのホームルームの時、先生が「トンカラトンの真似してこの辺の学生ビビらしてた変な奴が捕まったって情報入ったけど、みんな帰り道気ぃ付けて帰りや。」

って言ったんですよ。

ターボばぁちゃん

「これがホンマの老害(牢外)かぁ」って思いました。

この前、友達の運転で大阪のラウンドワンまで遊びに行ってきたんですね。

でまぁ普通にスポッチャで運動してゲーセンでUFOキャッチャーして帰りに高速道路走ってたんですけど、そこで事件は起こったんです。

高速なんで80キロとかでトンネルに入ったら、なんか横の車が横目で異常に小っちゃく見えたんですよ。

ほんで確認してみたら、なんか裸足で走ってるおばぁちゃんが僕の乗ってる車と並走してたんですよね。

僕はめちゃくちゃビビってたんですけど、なんか運転してる友達は笑いながら窓開けやがったんですよ。

何してんねんって思いながら言葉が出なかったんですけど、窓が開ききった時、そのばーちゃんが「私のスピードに勝てるかな?」とか言ってスピード上げて爆走していったんですけど、その先のカーブを曲がり切れずに壁に突っ込んでいったんですね。

で、その壁には他にも車がぶつかった後みたいな跡が残ってて、しかもよく考えたら中央分離帯をまたいだ右側を走ってたから、あのばーちゃん逆走なんですよ。

そこで「あー、生前に逆走して1人で事故ってしまって牢屋に入ることもなく、生涯を終えてしまったのか」

ばばされ

「それヤバイっすよ」

この前、朝起きたら開けた覚えのない窓が開いてたんですよね。

昨日寝る前にでも閉め忘れたんかなー、でも普段あんまり開けへんしなーって考えながら、その日も夜が来て窓を閉めたのを確認してから寝たんですね。でも朝起きたら開いてたんです。

カギも閉めたから、中からしか開けれないはずなのに開いてたので、もしかしたらこんな俺にもストーカーが付いたんかな?んで、今家のどっかに隠れてんちゃうん?って思って、友達に相談してみたら、それ「ばばされ」ちゃうん?外覗いてばーちゃんおったら「ばばされ」って3回詰まらずに言わなあっちに連れていかれるで。って言われたんです。

怖いけど真相を確かめないとなんで、その日は次の日が休みなのもあってちょっと遅くまで起きてることにしたんですよね。

深夜1時50分位になってもなんもないから、もう眠いし今日はええか~って思ってトイレ行って寝ようと思ったんですけど、ちょっとトイレで寝てもーてて、2時くらいにトイレから部屋に戻ったら、窓開いてたんですよ。

なんでこのちょっとの間で空いてんねんって思ってふと外を見てみたら、ばーさんがこっち見ながら立ってたんで、「え、まじやん」って思いながら「ばばされ、ばばされ、ばばされ」って言ったんですね。

そしたらどっか行ってくれたんですけど、相談に乗ってくれた友達が「ばばされ」について知らなかった場合のことを考えると…今では戸締りは完璧にするようになりました。

もしかしたらあなたも開けた覚えのない窓が開いてたら

首無しライダー

「あいつらにも人の心ってのがあるんですね」

僕が中学生の時、夜になると毎晩近くの道路でうっるさいバイクが走ってたんです。

で、警察もその暴走族を何度も止めてるんですけど、やっぱり毎日走りやがるんですね。

他の住民も限界が来てたのか、その内の1人が道路にピアノ線を張ったんですよ。

そしたら暴走族の1人がピアノ線に首を斬られて、亡くなったんです。

その現場を目撃しちゃったのが僕で、呪われたのか知らないんですけど、なんかその道路で僕にだけ首無しライダーが見えるようになったんですよね。

ほんで大人になったある日、僕は県外に出てたんですけど、そんな首無しライダーのことなんか忘れて久々に帰省したんですよ。

そしたら、その道路を走ってるとき真横に首無しライダーが走ってて、僕もそこで思い出して、なんかお辞儀しちゃったんですね。

それに気を取られてて前方不注意で、前の車にこつんと軽く当たっちゃったんですけど、その車に乗ってたのが首無しライダーの両親ってことが判明して、

「あの首無しライダー、俺のこと犯人やと思ってたんじゃなくてたまたま最後に見てたのが俺やったから憑きやすくて、俺を利用して両親に謝りたかったんかなぁ」

って考えると、ちょっと泣けてきたんですけど、いやぁ

蹴鞠

「夢と現実の区別が出来なくなるんやなぁ」

僕、モンハンNowっていうモンハンの位置情報アプリゲーをやってるんですけど、昨日もそれをやるために夕方4時くらいに散歩してたんですね。

いつもは近くの学校の子らが下校途中やのに、なんか今日は人っ子一人おらんなーって思いながら、ちょっと不気味な雰囲気のまま公園の前通りかかったら、やっと第一村人である少女を見つけたんですよ。

その少女は公園で蹴鞠をやってるっぽくて、「今時1人で公園きて蹴鞠やる子おるんやなぁ」って思って、その時は普通に通り過ぎたんですけど、なぜかそのすぐ後にめちゃくちゃ気になってもっかい公園覗きに行ったんですね。

ほんだら、まだその子蹴鞠やってたんで、ちょっと見に行ってみるかーって思って近づいたんです。

ほんでよく見てみたら、その女の子が蹴ってるのは、鞠じゃなくて、僕の生首やったんですよ。

それ見た僕は「じゃあ今の俺の頭についてんのは何なん?別の人の頭でもついてんの?いやもしかしたら俺が忘れてるだけで俺はアンパンマンやったんかもしれへん」って考えながら冷や汗でベチョベチョになってから、やっとさっきまでの出来事が夢ってことに気付いたんですよ。

夢日記ってホンマに

隙間女(まだ)

「ゼッタイに妖怪と仲良くならないでください」

僕が1人暮らしを始めた頃の話なんですけど、部屋に押入れがあるんですね。

なんか立て付けが悪いのか、完全に閉まらずにちょっとだけ隙間が開いてるんですよね。

ほんで引っ越してからなんか目線感じるなーって思ってたんですけど、まぁ気のせいやろって思ってほっといたんですよ。

でも、引っ越してから1週間くらいの時、その目線が押入れの方から来てることに気付いたんです。

いつも押入れには背中を向けて寝てるんで見てなかったんですけど、その日は恐る恐る見てみると、ちょっと開いてる隙間から目がこっちを覗いてたんですよ。

僕はビビりながら「あれは目やんな?うちドラえもんなんか飼った覚えないし、人潜んでる奴やん。よく意味こわとかで見る奴やん」とか考えながら、とりあえず枕を投げつけてみたんですよ。

ほんだら「きゃっ」というちょっとかわいい声出しやがって、ちょうど僕も何がとは言いませんけど、飢えてたんで、押入れ開けて、会話してたら仲良くなったんですね。

ほんで今に至るんですけど、これ見てるあなたは、危ないんで

くねくね

「コメント欄は見ないほうがいいですよ」

これ僕が小学生の時の話なんですけど、当時田舎に住んでて、周りに田んぼとか畑がいっぱいあるんですね。

って言えば想像できるような道を毎日お兄ちゃんと登下校してたんですよ。

そんな日常を送ってたある冬の放課後、日が落ちるのが早くなって夕焼けで真っ赤っかな時間に下校してたんですけど、田んぼの反対側に「くねくねした何か」が踊ってるように見えたんです。

お兄ちゃんに「あれなに?」って聞いてみると、たまたま持ってた双眼鏡で見てくれたんですけど、なんか様子がおかしくて、お兄ちゃんの顔はどんどん青ざめていって冷や汗までかいて、その後何も言わずに早足で僕を置いて帰って行ったんですよ。

僕も追いかけて帰って、「さっきの何やったん?」って聞いたんですけど、口をきいてくれないというか、なにかボーっとしてるような感じで、聞こえてないっぽかったんですね。

その日はそのまま寝たんですけど、夜中、お兄ちゃんの笑い声が聞こえてきて、気でも狂ったんかって思って見に行ったら、何もない壁を見つめながら笑ってて、ホンマに気がくるってるっぽかったんですよ。

今となっては、あのくねくねしたものの正体とお兄ちゃんの気が狂った理由が分かるんでコメント欄に書いておくんですけど、まともな人生送りたい人は

滅三川

「恐怖のあまり気を失いました」

僕が高校生の時、単位制で、先生も生徒もあんまり他人に干渉してこない、結構自由な大学みたいな高校だったんですね。

ほんで、2時間くらい遅刻して登校した時があったんですけど、それまで空いてた僕の隣の席に知らない人が座ってて、「あ、転校生来たんやなぁ」って思って、「よろしく」って声かけたんですよ。

ほんだら他の人はあんまり転校生に興味なかったのか、相手にされへんかって寂しかったみたいで、休み時間嬉しそうな顔で僕にしゃべりかけてきたんですね。

ほんでそこから結構喋るようになって、僕は「めっさん」って呼んでって言われたからそう呼んでたんですよ。

でも、なんか周りの僕を見る目が変な感じだったんですね。まるで1人で喋ってるオカシイ人を見てるような目で。

まぁその状況が半年続いたんですけど、ある日、めっさんが転校してきた日のように2時間くらい遅刻しちゃったんですけど、なんか学校に着いたらめっさんの席がなくなってたんですよ。

だからおかしいと思ってクラスのやつに「めっさんは?」って聞いたんですよ、ほんだら気持ち悪いものを見るような目で「誰それ?」って聞かれたんですね。

ほんでよく考えたらめっさんの名前知らんわって思って、この前借りた教科書の名前見てみたら、「滅三川」って書いてて

合わせ鏡

僕、何年か前に、合わせ鏡で異世界に行ったことがあるんですよね。

夜中にシャワー浴びて、髪の毛乾かして、洗面所の鏡に手持ち鏡で頭の後ろを見てたら、なんか急に悪魔みたいなんが写って気付いたら周りが空気ですら緑に見える世界に立ってたんです。

そこで人影が見えたんで話しかけたら、出る方法を教えてくれるっていうんですよ。

なので付いて行ったら、僕の家とまるっきり同じ家に連れていかれて、その家で寝たら戻れるっていうんで、信じるしかないんでそこで寝たんですよ。

ほんで戻ってるかなーって思って起きたら、世界は緑のまんま、横からさっきの人影とおなじこえが聞こえてきて、そっち見てみたら、そいつ宇宙人やったんですよ。

キモ!うわキモっ!って思ったんですけど、なんか手足縛られてて動けないんですね。

ほんだら、「お前みたいな異世界人を食べたら俺は不老不死になれるから、食べるわ」とか意味わからんこと言い出して、「ほんだら寝てるまに食っとけよ」って思ったんですけど、なんかそういう趣味なのか、電動のこぎりで僕を切ろうとしてくるんですよ。

ウィーンっていう音と共に顔に3cm、2cmって近付いてきて、「もう無理や」って思った時、

あ、もう1分なのでこの動画の下にある関連動画から本編見て

ムラサキカガミ

「人助けって気持ちいなぁ~って思いましたね」

僕この前の動画でも言ったように、モンハンNowっていうモンハンの位置情報アプリゲーやってるんですけど、今日もそれやるついでに散歩してたんですよ。

ほんだらなんか紙飛行機飛んできて、周り見ても飛ばした犯人はいなかったんで、しゃーなし拾って見てみたら「ムラサキカガミ」って書いてるんですよ。

どういう意味なんやろーって思って、帰ってから「ムラサキカガミとは」って調べてみたら、どうやら「ムラサキカガミ」っていうのは「ムラサキカガミ」っていう単語を20歳まで覚えていると呪われてしまうっていう呪いの単語らしいんです。

僕は今25歳なんで関係ないんですけど、もしこの「ムラサキカガミ」って書いた紙飛行機が、20歳直前で「ムラサキカガミ」っていう単語を忘れようにも忘れられへん時間しか残されてへん人に渡ってたら、この「ムラサキカガミ」の呪いにかかってたと思うと、やっぱ世の中には「悪」側の人間もおるんやなぁって思いました。

でも僕は「善」側の人間なんで「ムラサキカガミ」の呪いを広げるわけにもいきませんし、この紙飛行機を拾ったことで、実質僕が「ムラサキカガミ」から人1人を助けたことになるんじゃないかって思ったら、いやぁ~

結婚相手が見える洗面器

「あんたのせいで顔ケガしたわ」

僕いつも深夜0時にカミソリでヒゲを剃るんですけど、この前ちょうど洗面所の水道が壊れてて水が出なかったんですね。

だからお風呂の蛇口から洗面器に水溜めてその水でヒゲ剃ったりしてたんですよ。

ほんで下向いてヒゲ濡らしてたら、コンタクトが洗面器の中に落ちたんで、カミソリを口にくわえて前かがみになって洗面器をのぞき込む形で探そうとしたんですよ。

ほんだら、普通自分が反射して見えると思うんですけど、なんか知らん女の人が写ったように見えたんです。

でもコンタクト外しててよく見えへんし、もしかしたら自分やったんかもしれませんけど、僕はビックリして加えてたカミソリを洗面器の中に落としたんですね。

ほんだら、洗面器の中が真っ赤になったように見えたんですけど、替えのコンタクトをつけて見てみたら、別に何ともないし、普通に洗面器やったんです。

なんやったんやろなーって思いながら過ごしてたんですけど、さっき腐れ縁の女幼馴染から電話でこんなこと言われたんですよね

ひとりかくれんぼ

「最初から呪われてたんやな」

僕、この前ひとりかくれんぼしたんですけど、なんか違和感があったんですよね。

名前つけたり、隠れたり探したりして、普通の手順やったはずなんですけど、緊張と恐怖で汗かいたのか全身びちょびちょやったんですね。

ドンドンって足音が聞こえたり、色んなところを開けたりする音も聞こえて、もう頭がぼーっとしてちょっとプカプカと浮いてるような感覚があったんです。

まぁでも見つかるとか聞いたことないし、見つかることはない。って自分に言い聞かせながら必死に隠れてたんですよ。

でも、ついに僕のいる部屋まで足音が来て、ドアを開けられて、見つかっちゃったんです。

ほんでその相手は僕を持ち上げて、「次はエニグマが鬼。次はエニグマが鬼。次はエニグマが鬼。」って、笑った顔で言われたところで気付いたんです。

牛の首

皆さん「牛の首」っていう怪談って知ってますか?

めちゃくちゃ怖い怪談なんですけど、どれだけ怖いかって言ったら、

これを聞いたら恐怖のあまり身震いが止まらず、3日以内に呪いでおっちんでしまうくらい怖いんですよね。

で、これを広めてしまった怪談の作者は、死者が沢山出たことを悔やんで、供養するために仏門に入り、人に頼まれてもこの話を一切することなく、そのまま自分の墓まで持っていったんです。

これほどまでに怖い話を、僕の視聴者に聞かせていいものかどうか悩んだんですけど、まぁこの動画が出てるってことは、そういうことなんで、申し訳ないですけど覚悟してください。

ちなみにここまで聞いてスワイプしたらこの先「自分は臆病者」っていうレッテルを自分で自分の中に張って生き続けることになるんで、さすがにそんなことはしないですよね。

ということで

さとるくん

「もうこれがいっちゃん恐かったっすねぇ」

これ僕が中学生の時の話なんですけど、一時期「さとるくん」っていう都市伝説が学校で流行ってたんですよね。

僕もその流行には乗ってて、夜中にさとるくん呼んでみようと思って、当時からしたら夜中に感じる11時に、隣の部屋におる怒ったら世界一怖いじいちゃんの目をかいくぐって、近くの公衆電話まで行ったんですよ。

ほんで、コメント欄にある通りの方法でやろうと思って10円入れたんですけど、僕、家族とも全然電話しないくらい電話使わないんで、自分の番号も覚えてなかったんですよね。

だから携帯開いて番号見てたんですけど、その間に10円分の時間が終わってもーて、しゃーなし20円目を入れて、自分の携帯にかけて、さとるくんを呼ぶ儀式をやったんですよ。

ここまでやっといてなんですけど、全然信じてなかったんで、どうせかかってこやんやろって思ってたんですが、そのすぐ後、知らない番号から電話がかかってきたんですね。

ほんでちょっとビビりながら出て「さとるくんですか?」って聞いたら「せやけど君なんか付けんな失礼な」って怒られて、怖くて切ったんですよ。

めっちゃ死にかけみたいな声してたけどさとるくんやって言ってたし、切って大丈夫やったんかなって思いながら帰ったんですけど、帰るなり「はよ寝なさい」って怒り気味で言われて、その時にこの時間に外出てたことバレてたって気付いたんですよね。

ほんで、寝る前にやっと僕のおじいちゃんの名前が「さとる」やってことに気付いて、

人面犬

「このおっさんどうしたらいいですか?」

この前、友達と二人で飲みに行った帰りの話なんですけど、友達と別れて歩いてたら、ゴミ捨て場をあさってる犬が居たんですよ。

いつもお世話になってる店のゴミやったんで「こら、あかんで」って犬に向かって言ったんですよ。

ほんだらこっちを見てきたんですけど、なんか顔がめちゃくちゃ人間やって

ほんで「うるせぇ、俺の勝手だろ」とか言ってくるんですね。

僕も酔っぱらってたんで「これが人面犬か」ってなぜか納得してたんですけど、その人面犬立ち去り際にカップルに向かって「この後行くんか?えぇ?」みたいな酔っ払いのおっさんみたいなこと言ったと思ったら、こっちに戻ってきて

「俺食うもん無いからゴミ漁ってたんやわ、あんたが止めたんやから責任もって俺のこと連れ帰ってくれって」いうんですね。

で、僕もベロベロやって、その後の記憶はないんですけど、さっき起きたら横におっさんが寝てて、人面犬が酔っぱらったただのおっさんやったってことと、僕が人面犬の言うとおりに素直に連れ帰ったってことは分かるんですよ。

だからこの話は「酔っ払いが酔っ払いを犬と見間違えて声かけて酔っぱらったノリで連れ帰って酔っ払いと酔っ払いおっさんが一緒に寝てた」っていうよくわからん話しなんですけど、とりあえず視聴者の人に伝えたいのは、

紫ババア

「ムラサキムラサキムラサキ」

昔、貧乏な家に生まれて服を一着しか持っていない少女がいました。

ある日、裕福な家の物干し竿から風に乗って高価な服が飛んできたんです。

そこに丁度出くわした服の持ち主は、その少女を泥棒呼ばわりし、少女は汚名を着せられたまま老いて死に、当時の恨みから化けて出るようになったのが、学校や会社のトイレに現れて、肝臓を奪い殺してくるという「紫ババア」

濡れ衣、冤罪、無実の罪。

目を離してるときに子供が食器を割ってしまったとして、頭ごなしに怒ってしまう方もいるかと思います。

しかし、子供はふざけて遊んで割ったわけではなく、食器洗いを手伝おうとして、たまたま落としてしまったのかもしれません。

紫ババアは、このような場面で怒ってしまう人のもとに現れて、肝臓を奪い殺します。

僕も同胞…あ、自己紹介が遅れました。人間のエニグマと申します。

僕も同胞が亡霊にやられるのは気持ち悪いので、あなたに対処法を紹介しておこうと思います。

紫ババアと出会ってしまった時はこの呪文を唱えてください。

これついこの間の話なんですけど、その日、寝てるときに誰かに体を揺らして起こされたんですよ。

独り暮らしなのに。

でも寝ぼけてて状況がつかめへんくて、フラフラと起き上がって、そこで「自分が誰かに起こされた」っていう異常事態に気が付いたんですよ。

その時、キッチンの方からオレンジの光が入ってきてて、なぜか冷蔵庫が開いてることにも気付いたんです。

閉めに行こうと思って、冷蔵庫を見た瞬間、背筋が凍りました。

冷蔵庫と天井の暗闇の中から、いくつもの擦り傷や黒い痣がある腕がでろーんとぶら下がってたんですよ。

でもこういうのは見えてないフリするのがいいと思ってるんで、心臓はバクバクですが、そのまま冷蔵庫を閉めに行ったんですね。

恐る恐る、でも冷静に見えるように冷蔵庫に近付いたんですが、視界に入るその腕は、なぜか寂しそうで、僕に触れようとしているのか、触れてほしいと思っているように見えたんですよ。

そして冷蔵庫は無事閉めれたんですが、怖くて眠れへんまま時間が過ぎて、明るくなってきたんで、もう一回冷蔵庫を見てみると、腕は消えてたんで安心したのもつかの間、いつもは掛かってこない実家から電話があったんです。

妹夫婦が乗った車が、ついさっき大事故を起こしたみたいで、二人とも命に別状はないけど、妹は腕を切断するような大けがをしたと報告があったんです。

あの冷蔵庫の上にあった触れてほしそうな腕に何かしてあげてたらと考えると、罪悪感で今日も眠れそうにありません。

ちぐはぐ

これ僕が中学生の時の話なんですけど、母親と一緒に食器を洗うことが多くて、2人並んで洗う役と拭く役で分かれて食器洗いやってたんですよ。

で、正面に小さい窓があるんですけど、そこを昼夜問わず僕にしか見えない赤ん坊の顔のシルエットが横切っていくんですね。

でも、その窓は赤ん坊がもし立って歩いたとしても顔が窓の高さに来るわけない高さでありえない話なんですけど、当時はあんまり深く考えずに、「そういうものなんだ」って思ってたんですよ。

で、ある日を境にそのシルエットが見えないようになってちょっと安心してたんですけど、それと同時期に濃膿(こうみ)っていう人が家を訪ねてきて、どうやら親の古い知り合いみたいで家に上がっていったんです。

その人は40代くらいの見た目でプロレスラーみたいな体の上に赤ちゃんの顔が乗ってるみたいなアンバランスな見た目の女性でした。ついでに近付くと何日もお風呂に入ってないような酸っぱいにおいがするんです。

親と濃膿さんの話を聞いてると「僕の親は濃膿さんの年齢どころか何も知らない」ってことが判明してすごい違和感を覚えたんですけど、その時は赤ん坊のシルエットを「そういうもの」って判断する価値観なので、首を突っ込まずにいたんですよね。

でもその濃膿さんがなぜか今日から5日間くらい家に泊まることになって、めちゃくちゃ嫌でした。

なんでそんなことになったのか親に聞いても言葉を濁されて、なんか濃膿さんに弱みをにぎられてるような感じだったんですね。

理由は分からないんですけど、濃膿さんは家中の引き出しやタンスを開けて回ってて、すごい気持ち悪くて何度も親に早く帰してくれと頼んでましたが聞いてもらえないまま、なんとかその5日間を乗り越えて、今日やっと帰ってくれる日が来たんですよ。

帰った後、親に濃膿はどんな人なのか聞いてみると、直接的な答えは返ってこなかったんですけど、その代わりに「もう二度と来ないはずだから安心して」って言われたんです。

その言葉のとおり、濃膿が家に来ることはなかったんですが、食器洗い中に見えてた赤ん坊のシルエットがまた見えるようになってて、しかも今度は誰も手を付けてない引き出しとかタンスが開いてることがあったりして、もしかしたらこの家は何者かの呪いがかかってるのかもしれません。

黒い人

人は殺めないほうがいいですよ。

僕には小さい娘と息子がいるんですけど、ご飯食べてるときに娘が「偉そうな人が居た!」ってテンション高めでいうんですよね。

まだ意味が分からないので「どんな感じでえらそうやった?」って聞くと、「どうどうとしてた」って、今度はちょっと低い声で言われて、ちょっと違和感を覚えながらも、妻と苦笑しながらそっかそっかって言ったんですよ。

息子は見てないって言うんで、娘が誰かをそういう風に勘違いしただけかなって思ったんですけど、一応まだ話は聞いてみることにして、多分幼稚園の帰り道だと思うんですけど「どこにおったん?」って聞いてみたんです。

そしたら、窓の方を指さして「あそこ」って言うんで、マンションの正面にある公園かなって思って聞いてみると、「違う、そこ」って、完全にベランダを指して言うんですが、ここは9階の部屋なので人が居るわけないんですね。

一応恐る恐るカーテンを開けてみると、取り入れ忘れた僕の黒いコートがあったので、これを人と勘違いしたんかぁって安心して思って振り返ったら、娘の顔が娘ではない成人男性の、何か爆発にでも巻き込まれたような黒くぼろぼろの顔になっていて、こちらをあざ笑いながら睨んでいました。

僕は驚いて尻もちをついて、もう一度娘の方を見てみると、娘の顔に戻っていたので、あの出来事は僕の気のせいってことに考えるようにしましたが、まぁ…

母親と演奏会

僕、部屋が1つしかない激安アパートに住んでたことがあるんですけど、ある日、晩御飯に買ってきたマクドを食べてるときに「三味線」の音が聞こえてきたんですよ。

素人の僕が聞いてもめちゃくちゃうまいってのが分かるくらいの演奏で、めちゃくちゃ元気よく弦を弾いてるような音だったんですね。

でも夜の11時なのによく何の躊躇もなく弾けるな~って思ってたら、今度は三味線弾きながら歌い出したんですよ。

5、60代くらいの女性の声で、コレもまた上手いんですよね。

でもよく聞いてたら、声は似てるんですけど歌声が5種類くらいあって、確実に1人じゃないんです。

このアパート全室1部屋しかないんで、不思議に思った僕はとりあえずベランダに出たらどこの部屋から聞こえてるのか分かるかなって思ってカーテンを開けたんです。

そしたらベランダから女の人の顔が部屋をのぞき込んでて、僕は「うわっ」って声を出してカーテンを閉めたんですけど、よく考えたらその顔はまるっきり僕の母親の顔だったんですよ。

でも母親は今電車で2時間かかる実家にいるはずなので、おかしいと思いつつ「お母さん?お母さん?」ってベランダに向かって聞いたんですけど返事がないのでもう一度カーテンを開けてみると何もいなくなってて、三味線の音も聞こえなくなってたんです。

もしかしたらお母さんの身に何かあったんじゃないかって心配になって母親の携帯に電話をかけてみたら、「もっしー!」って言って出てくれて安心してたんですけど、車の走行音みたいな音と共に「ガシャーン!」って音が鳴って電話はそのまま切れました。

両親

「あの時怖かったよなぁ~!」

これ僕が幼少期に見た夢の話なんですけど、父親が仕事から帰ってきて玄関まで会いに行ったら、なぜかボーっと突っ立って動かないんですよ。

「なにしてんの?」って聞いたら、怒った様子で「あっちへ行ってなさい!」って言われたんです。

そして父親は母親と一緒にリビングの食卓の椅子に座って向かい合って何かを話してたみたいで、僕がいる部屋とはふすま1枚の距離感ですが小さい声で喋ってるのか、全く声が聞こえないんですよね。

僕の姉は襖をちょっと開けて覗き見てたんですけど、僕には状況を全く話してくれなくて、いきなり「アイス食べたい!」って言って近くの駄菓子屋に1人で行っちゃったんですよ。

自分も連れてって欲しかったなーって思いながら待ってたんですけど、近くの駄菓子屋に行ったにしては帰ってくるのが遅すぎて暇やったんで、僕も襖から両親の会話を覗いてみたんですね。

そしたら、二人は向き合って座ってるだけで何も喋ってなかったんです。

おかしいと思った僕は、目を凝らして見てみると、そこに居たのはさっきまで普通に喋ったり動いたりしてた両親ではなく両親の形をした『ナニカ』やったんです。

こんな変な夢を見たんですけど、この前姉と久々に会ってこの夢の話をしたら、姉がこう言ったんですよね…

線香不良

「僕にだけ見えてなかったんですよね」

5年くらい前、会社の同僚4人で「少女が遺体遺棄された心霊スポットの湖」に肝試しに行ったんですよ。

意外にも1番乗り気なのは新入社員の20歳の女性社員で、その日を楽しみにしてたんですよね。

で、当日になって、車ではその湖まで行けないんで、途中で降りて行こうってなったんですけど、その場所には派手に塗装されたハイエースとフルスモークのワンボックスが停まってて先着がいるみたいやったんです。

しかも車の見た目からあんまり関わりたくない感じがしたんですけど、仕方ないので歩いて進んでいくと複数の18から20歳くらいの少年がわちゃわちゃ騒いでる声や爆竹の音が聞こえてきたんですよ。

あんまり見やんように進んでたんですけど、「ねーちゃんら俺らと遊ばへん?」って声をかけてきて、ついてくるんです。

その時点で皆「面倒やからやっぱり帰ろう」ってなって、車に向かって歩いてたんですけど、新入社員の女子が急にしゃがみ込んで、鼻血を出しながら嘔吐したんですよ。

病院に行くか聞いても首を横に振るんで、とりあえず車で家まで送って今日は解散ってことにしたんです。

そしてその子を僕ともう一人の男性社員で持ち上げて車まで行こうと思ったら、華奢な体なはずなのに持ち上がらないんですよね。

そこにさっきの少年たちも車に向かってたのか現れて、「取り憑かれたんか?」って言ってきたんですけど、「奥まで行ってないしそんなわけない」って返したんですよ。

そしたら1人の少年が線香を渡してきて、「これヤバイから。」って行って帰って行ったんですね。

その線香に火をつけて新入社員に渡したら、さっきまでの体調不良が嘘みたいにいつも通りに戻ったんです。

帰りの車の中でさっきの少年たちを見直した会話をしながら帰ってたんですが、僕以外の3人はあのグループには不釣り合いな小学生くらいの千鳥足で歩いてる少女が居たっていうんですけど、

しっぽ

「幽霊と遊んでたんですよね」

これ幼稚園か小学生か覚えていないほど記憶がない昔の話なんですけど、僕のばあちゃん家ってめちゃくちゃ田舎で、住んでるのが老人数十人だけの村なんですよ。

でも僕が小さいときは同い年くらいの子供が居て、ばあちゃん家に遊びに行くたびに一緒に遊んでたんです。

鬼ごっことかかくれんぼとかの子供っぽい遊びはしてなくて、その子のお尻から生えてる尻尾をつかむ遊びをしてたんですよ。

時にはその尻尾を「うんこー!」とか言ってからかってめっちゃ仲良かったんですけど、今考えたら人間に尻尾生えてるのはおかしいので、あれはなんやったんやろって思ってこの前じいちゃんに聞いてみたんですよ。

ほんだら、この村に子供がおったことなんかないでっていうんですね。

そして、僕とその子が遊んでた空き地の近くに井戸があるんですけど、まだじいちゃんが子供の時に、子供がその井戸に落ちて死ぬっていう事故が多発してたみたいで、その子供たちが幽霊になって近所を走り回るっていう噂があるんですよ。

だから多分ぼく、

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